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(2019年10月5日・修正)


1.東武伊勢崎線竹ノ塚駅構内の「開かずの踏切」問題に関するもの

 2005年3月15日(火曜日)夕方、私の地元である東武鉄道伊勢崎線竹ノ塚駅構内の手動式踏切「伊勢崎線第37号踏切」で、踏切保安係の遮断機操作ミスにより通行人4名が死傷する惨事が発生してしまいました。

 この踏切惨事は、発生時に遮断機操作を担当していた踏切保安係が、すべての列車が通過し終わる前に遮断機を上げてしまうのを防ぐための安全装置を手動で解除するボタン(通称「赤ボタン」)を、上り準急列車が接近しているのを失念して使用し、遮断機を上げてしまったことが原因で発生してしまいました。

 ところが実際には、現場の踏切保安係の全員が、「開かずの踏切」で長時間待たされる通行人からの度重なる苦情・脅迫に堪えかねて、この赤ボタンを使って踏切を開ける時間(回数)を確保する取扱方が、昭和40年代から続いていました。

 しかも、歴代の竹ノ塚駅長や東武鉄道本社の担当者は、実際に踏切保安係が赤ボタンを使って遮断機を上げる現場に居合わせたり、踏切保安係全員を対象とした集合教育の席で「今のまま赤ボタンを使い続けていていいのか」と質問されたりするなど、現場で赤ボタンの使用が常態化している事実を把握していながら、それを長年にわたり黙認し続けてきました。つまり、

「歴代の竹ノ塚駅長や東武鉄道本社の担当者には、踏切保安係が赤ボタンの操作を誤って遮断機を上げてしまうことによる死傷事故が発生してしまう危険があることを予見できる立場にありながら、その事故を未然に回避する対策を講じるのを怠った、不作為犯としての責任が所在していた」

わけです。

 にもかかわらず、東武鉄道は、事故当事者の踏切保安係(刑事裁判で禁錮1年6ヶ月の実刑が確定)を懲戒解雇処分とした一方で、本社の職掌担当者や主要役員については休職3日や減給20%×3ヶ月など形だけのものに留めるという、余りに片手落ちな方法で、問題を幕引きとしてしまいました。

 また、東武鉄道は、再発防止策として竹ノ塚駅構内の踏切を自動化してからは、安全確保上の必然性が認められない、必要以上に長い(過剰な)時間の踏切遮断によって、地域住民の「移動の自由」=交通権をいたずらに侵害するという問題も引き起こしています。

 私は、これらの事実を裏づける客観的証拠に基づいて、一連の踏切問題に係る東武鉄道の罪状と不法行為を断罪・糾弾します。


2.鉄道施設内の秩序と治安を保つべき、鉄道事業者の無責任の問題に関するもの

 私は1982年(日付失念)と1999年10月13日の2回、地元の東武鉄道伊勢崎線を利用中に、電車内での迷惑喫煙に抗議した相手から、腹いせの暴力行為を受けるという被害を経験しています。

 また、2006年12月22日には名古屋鉄道の神宮前駅ホームで、迷惑喫煙を注意した相手から駅員の目の前で脅迫と暴行を受けた際、助けを求めた駅員に見て見ぬふりをされ、犯人に逃げられるという被害も受けています。

 私の抗議と再発防止要求に対して、東武鉄道も名古屋鉄道も、

「たばこを吸う方もお客様、迷惑行為はお客様のマナーの問題、その取り締まりは警察の仕事」

との見解に固執し続けています。

 つまり、東武鉄道や名古屋鉄道は、利用者から取るもの(運賃)だけは取る一方で、

「利用者を暴力行為などの犯罪被害から守るべき(自ら管理・運営する鉄道施設内の治安保持に係る)施設管理者としての責任など無くて当然だ」

と言うのと同じことを主張しているわけです。

 このため、東武鉄道も名古屋鉄道も、自らの鉄道施設内で利用者を暴力被害に遭わせてしまったことについて、私からの謝罪要求に今なお応じていません。

 このような、利用者の(治安上の)安全の確保に係る責任の所在を否定し続ける東武鉄道や名古屋鉄道に「地球温暖化防止のため、環境にやさしい鉄道を利用しましょう」と語る資格があるとは、私にはとても思えません。

 私は「自分と同じ理不尽な被害に遭う人を二度と出さないでほしい」という犯罪被害者として当然の気持ちから、東武鉄道と名古屋鉄道の「過ちて改めざる過ち」=人道的暴力の数々を、その証拠資料に基づいて告発します。


3.特急列車での受動喫煙防止とバリアフリー化推進に関するもの

 JR・私鉄を問わず、全国の新幹線や有料特急列車には、車いすのままで乗車できる、いわゆる「身体障がい者」用の設備が普及してきています。

 ところが、全国の特急列車の中には、車いす対応座席つき車両が喫煙車だったり、喫煙車に隣接していてたばこ煙が流入してくるのが防げないなどのため、

「たばこがきらいな身体障がい者が、車いす対応座席を利用したくてもできないのはおかしい」

という問題が発生している列車があります。

 これとは別に、テレホンカード式公衆電話や飲料自動販売機といった、付帯設備の充実が進んだ特急列車も増えています。ところが、これら付帯設備のほとんどは、車いす対応座席から遠く離れた場所にあったり、身体障がい者が使用(操作)できない構造だったりしています。このため、

「公衆電話や飲料自動販売機といった、本来すべての乗客のためのはずの設備が、車いす対応構造になっていなかったり、車いす対応座席から遠く離れていたりするため、車いす使用者だけが利用したくてもできないのもおかしい」

という問題も発生している特急列車も、多数見受けられます。

 私は、2006年以降、全国のほぼすべての新幹線・有料特急列車への乗り込み調査を実施し、これらの問題の現状を明らかにしました。その調査・集計結果を学会で発表すると共に、JR旅客6社や私鉄各社が加盟する団体に改善を求める要望活動にも取り組んでいます。


 これらの取り組みに関連するコンテンツを、このサイトで紹介しています。