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JR外房線・大網駅前の非常識なバスのりば

 私は昔、JR外房線・大網駅前のバスのりばで、不快な体験をさせられたことがあります。
 バス停のポールが立っている場所で乗車予定のバスを待っていたところ、目の前の待機場のような場所に、私が乗るべき行先を表示したバスが停まっていました。
 私は発車時刻になったらバスがここ(ポールが立っている場所)へ移動してきて、私を乗せてから発車するのだろうと思い、そのまま待っていました。
 ところが発車時刻になると、バスは私を置き去りにして、そのまま発車して行ってしまったのです。
 バス停のポールが立っている場所でバスを待っていて、「乗りますか?」と乗務員から声もかけられず置き去りにされたというのは、長い人生の中でもこのときただ一度だけです。
 私はその日のうちに、バスの運行会社(小湊鐵道)と千葉県バス協会へ苦情の電話を入れたのですが、両方とも「担当者が不在で対応できない」とその場しのぎの責任逃れをされ、相手にしてもらえませんでした。

 その後、2017年に大網駅を再訪したところ、バスのりばは昔と同じ構造のままでした。
 地元民は慣れていて平気で乗りこなしていますが、初めて大網を訪れた人には、ここ独自の方式などわかるはずがありません。
 それに大網駅方式では、目の不自由な人や車椅子の人が1人でバスに乗るのは不可能ですし、そもそもバス自体が車椅子対応でない車両ばかり発着していました。

 地元民以外の人がバスを利用するときのことを考えていない、非常識な運行形態の記録として、大網駅前のバスのりばで撮影してきた写真を以下に掲載します。


JR外房線・大網駅前のバスのりばの写真
(すべて2017年7月28日に撮影)


1.大網駅前バスのりばの全景。
左に見えているのは東金線のホームで、外房線のホームは画面右のほう。


2.1番のりばで待機中のサンライズ九十九里行きバス。
発車時刻が近づいたら左端のバス停ポール部分に移動するのかと思いきや
この場所で乗車扱いをして、そのまま発車して行く。
つまり利用者が一般的なバス停と同じ感覚で
左端のバス停ポール部分で発車時刻を待っていると
置き去りにされていってしまう。
路面の「バス停」表示にも注意。


3.サンライズ九十九里行きのバスが乗車扱い中。
地元民は要領がわかっているから
バスが停まっている場所まで自ら向かっていくが、
初めてここを訪れた用務者・観光客などは
置き去りにされてしまう可能性が高い。


4.4番のりばで乗車扱い中の「きららのくに」行きバスに乗客が向かう様子。


5.同じバス会社(小湊鐵道)が運行するバスでも、大網駅以外では、
バス停のホールが立っている場所で乗車扱いを行っている。
写真は茂原駅南口4番のりばで発車時刻待ち中の上総牛久駅行きバス。