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竹ノ塚駅付近の鉄道高架化を目指した地元の取り組みの記録
竹ノ塚踏切事故と東武伊勢崎線高架化事業の年表 目次
竹ノ塚踏切事故と東武伊勢崎線高架化事業の年表 その21・2024年分


竹ノ塚踏切事故と東武伊勢崎線高架化事業の年表

(その21・2024年分)


資料
 足立区都市建設部作成の資料
   足立区議会事務局作成の資料
   足立区議会交通網・都市基盤整備調査特別委員会
        およびエリアデザイン調査特別委員会での傍聴記録
   足立区、足立区議会および東京都の公式ホームページ
   『あだち百景』(タウン誌、2007年夏に『竹の塚百景』から改題)
    季刊、トータルプランニングスズキ
   新聞各紙の記事

 

1月

19日
(金)

東京メトロ竹ノ塚車両基地正門付近のT工区掲示板が、高架化工事作業ヤード撤去に伴い新設した車両基地のフェンスの内側へ一時的に取り込まれ、掲示物の閲覧が困難な状態とされる。六月公園の西側(T工区現場事務所跡の前)のT工区掲示板も、同様に線路沿いの歩道復旧工事現場のバリケードの内側に取り込まれ、掲示物の閲覧が困難な状態とされる

?日

竹ノ塚駅東口の駅ビル(T−BOX)前に設置されていたV工区の掲示板が撤去され、V工区の掲示板は旧・第38号踏切西詰付近の1ヶ所のみとなる。月間予定表は1月分までで更新を終了、2月からは週間予定表のみ更新を継続

2月

?日

W工区の掲示板が東側・西側とも撤去される(西側では掲示板付近の工事関係者用出入口の扉に週間予定表のみ掲出を継続)

13日
(火)

東京メトロ竹ノ塚車両基地正門付近のT工区掲示板が、UR竹ノ塚第2団地28号棟の向かいに当たる付近へ移設される

18日
(日)

この日までにW工区の西側の工事関係者用出入口の扉に掲出されていた週間工事予定表が撤去される(最後に掲出されていた週間予定表は2月11日(日)分まで)

20日
(火)

足立区と東武鉄道が、T工区〜V工区の掲示板に、鉄道高架化工事が2024年3月で完成することと、掲示板を近日中に撤去する旨とを記したお知らせを、連名で掲出する

29日
(木)

U工区の工事のお知らせの掲示板が東側・西側とも撤去される(最後に掲出されていた週間予定表は2月26日(月)分まで)

3月

8日
(金)

この日までに、旧・第38号踏切の西詰付近に掲出されていたV工区の工事のお知らせの掲示板が撤去される(最後に掲出されていた週間予定表は2月11日(日)分まで)

14日
(木)

東武鉄道が、旧・第37号踏切東詰の南側に設置していた献花台を月内に撤去すると共に、踏切事故の経緯や安全の誓いなどを記した銘板を設置することを発表(共同通信社の配信記事を新聞各紙が15日付で報道)

15日
(金)

踏切惨事20回忌。
足立区が事故発生時刻の16時50分に合わせて献花・慰霊式を挙行。
参列者一同が1分間の黙祷を捧げた後、加山圭子夫妻(高橋俊枝さんの遺族)、近藤弥生・足立区長、中山康二・東武鉄道執行役員、長井昌則・足立区議会副議長(区議会文教委員会が長引いた影響で遅れて参列)の順に献花。他に足立区の歴代の幹部職員と区議会議員の参列も多数。
取材に訪れた報道機関はNHKと共同通信社の2社局のみ確認
この献花・慰霊式の開式前に筆者が東武鉄道の矢野氏(2012年10月29・30日の住民説明会で質疑応答の答弁に立っていた人)へ高架化工事の工事誌(工事の経過をまとめた記録文献)の製作について尋ねたところ、東武鉄道ではその予定は無いと答えていた
この日までにU工区とV工区の現場事務所が閉鎖される

18日
(月)

東武鉄道が、旧・第37号踏切の東詰の南側に設置していた献花台を撤去すると共に、手動式踏切時代に詰所があった場所の高架橋の柱へ安全への誓いを記した銘板を設置する
T工区の東側(現場事務所前)の工事のお知らせの掲示板が撤去される(この日の朝、低気圧が急速に発達したことに伴う暴風による飛散事故防止のため取り外したまま掲出を終了。現場の交通誘導員の情報)

21日
(木)

東武鉄道が、竹ノ塚駅高架下に建設中の商業施設「EQUiA(エキア)竹ノ塚」を5月23日(木)に開業させることを発表する

22日
(金)

この日開かれた足立区議会エリアデザイン調査特別委員会で、竹ノ塚駅付近の高架区間に設置した高欄(高架橋側面の防音パネル)のメーカーからリコール(不良品の無償交換)の申し出があり、本年4月1日〜2025(令和7)年9月30日の予定で交換工事を行う旨の報告があった
(同じ高欄製品を使用したJR九州の高架区間で、気温の変化に伴い生じた高欄表面のひび割れから雨水が浸入し高欄が破損する事象が発生したため、竹ノ塚で使用した同一製造ロットの1654枚も交換。列車が走らない深夜に高架線の内側からボルトを外して交換できる構造のため、側道に足場を設ける必要は生じない見込み。対象の1654枚が高架区間のどの場所に取り付けられているかと交換作業時の騒音レベルについては不明)

28日
(木)

この日の夕方、東京メトロ千住検車区竹ノ塚分室正門の北寄りに設置されていたT工区の工事のお知らせの掲示板が撤去される。これによりT〜W工区のすべての掲示板が姿を消す(最後に掲出されていた週間予定表は2月25日(日)分まで)

29日
(金)

足立区と東武鉄道が、竹ノ塚駅付近連続立体交差事業の施行に伴う工事に起因する補償業務等の実施に関する協定を締結(家屋補償、環境影響評価事後調査などを2024〜2026年の3年度で実施。事業費は301,180,000円)

31日
(日)

東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近鉄道連続立体交差化(高架化)事業の事業期間が満了。すべての工事が当初計画のとおり完了する。ただし高架化に関連したまちづくり(駐輪場整備など)に引き続き取り組む関係で、仮囲いやフェンスなど仮設備の状態で完工した箇所が一部ある
T〜W工区の各工区事務所が閉鎖され、各JVが解散する(実際にはこの日よりも前に工区事務所の建物が解体されるなど実質的に活動終了状態になっていた工区もあったが、事務手続上の閉鎖・解散日はこの日とされた)

4月

1日
(月)

足立区役所の組織改正に伴い鉄道関連事業担当課が廃止され、鉄道以外を含む交通全般を所管する部署として交通対策担当部が設置される
足立区と東武鉄道が、竹ノ塚駅付近の高架線に設置した高欄のリコール(無償交換)作業に伴う資材置場として、高架下の足立区の用地を借用することの確認書を締結(2024年3月22日の項目を参照)

26日
(金)

2005年に踏切事故が発生したのを契機に発足した「足立区議会鉄道高架化促進議員連盟」について、白石正輝会長の意向で現行議員の任期が満了する2008年5月に解散予定であることが、鯨井実事務局長への取材で判明する。ただし既に活動すべき事柄が何も無くなっているため事実上の休眠状態となる模様