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NREによる新幹線・特急列車の車内設備の不適切な使用について


株式会社日本レストランエンタプライズ(NRE)による
新幹線・特急列車の車内設備の不適切な使用について

最終更新日 2018年12月8日(土曜日)
(2018/12/08 もくじページのレイアウトを変更し補足説明を加筆修正しました)


株式会社日本レストランエンタプライズ(NRE)とは、JR東日本管内の新幹線・特急列車で車内販売や接客業務などを担当している、JR東日本の子会社です。
最近、同社の列車乗務員(アテンダント)が、秋田新幹線で多目的室(急病人の休憩や授乳などの際に乗客が利用できる設備)を車内販売の商品置き場として占拠したり、津軽海峡線の特急「スーパー白鳥」で編成中間の運転台を車内販売用ワゴンの仮置き場に使用するといった、列車内の設備を不適切に使用している事象が、相次いで発覚しています。
このサイトでは、NREのこうした行為が、乗客へのサービスを妨げたり列車の安全運行を脅かしたりする行為であることを指摘し、こうした行為をやめさせるよう、私がJR東日本やJR北海道などに働きかけた文書を公開します。


その1
秋田新幹線「こまち」および「スーパーこまち」で
多目的室を車内販売の商品置き場として使用している問題

病弱者や乳児連れの母親など多目的室を必要とする乗客が
その利用を妨げられてしまう点で、不適切だと言わざるを得ません。
※「スーパーこまち」とは
秋田新幹線用の車両をE3系からE6系へと置き換える移行期に
E6系で運転する列車に付けられていた列車名です。

2008年9月17日付 JR東日本宛て
「特急列車の車内設備のバリアフリー化推進に関する要望書」
(秋田新幹線「こまち」で多目的室が車内販売の商品置き場として使われている事実があることを指摘。PDF30KB)

2008年10月14日付 JR東日本からの回答書(PDF230KB)

2013年6月17日付 JR東日本・秋田支社長あて
「秋田新幹線における多目的室の不適切な運用方の改善についての要望書」
(「スーパーこまち」で今なお多目的室が車内販売の商品置き場にされていることを指摘。PDF538KB)

2013年7月6日付 JR東日本・本社あて
「秋田新幹線における多目的室の不適切な運用方の改善などについての要望書」
(PDF191KB)

2013年7月5日付(8日に到着) JR東日本・秋田支社からの回答書
(PDF66KB)

2013年7月10日付 JR東日本・本社あて
「秋田新幹線における多目的室の不適切な運用方の改善などについての要望書」に
ついて
(上掲・秋田支社からの回答内容の矛盾点に関する照会項目の追加の連絡。PDF433KB)

2013年7月26日付 JR東日本・本社からの回答書(PDF120KB)

「スーパーこまち」の多目的室が
車内販売の商品置き場として使われている状況の写真


その2
津軽海峡線の特急「スーパー白鳥」で
中間運転台を車内販売用ワゴンの仮置き場としている問題

ワゴンが誤って運転台内の機器に触れてしまうと
予期せぬ車両故障や運転事故を誘発するおそれがあり
列車の安全・定時運行を脅かす原因になる点で
不適切だと言わざるを得ません。
※「スーパー白鳥」とは
北海道新幹線開業前に新青森〜函館間で運転していた特急列車のうち
JR北海道が保有する789系電車を使用する列車に付けられていた愛称です。

2013年7月28日付 JR東日本およびJR北海道宛て
「『スーパー白鳥号』における車内販売員の簡易運転台使用の禁止を求める要望書」(PDF802KB)

2013年8月9日付(10日に到着) JR北海道からの連絡(PDF25KB)

2013年8月9日付(10日に到着) JR東日本からの連絡(PDF25KB)

2013年8月31日付 JR東日本およびJR北海道宛て
「スーパー白鳥号における車内販売員の簡易運転台使用の禁止を求める要望書」
について(回答の催促、PDF108KB)

2013年9月2日付 JR東日本からの回答書(PDF36KB)
(車内販売員がワゴンを仮置きしていた場所(7月28日付の要望書に添付した写真を参照)はどこから見ても運転室なのに、JR東日本は「ワゴンを仮置きしていた場所は旧・電話室の跡だ」と事実に反する回答をしています)