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山陽新幹線の列車公衆電話の記録写真
写真撮影と解説文 半沢一宣
就役（営業運転開始）が早かった順に掲載しています。
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山陽新幹線 ０系
１９６４年１０月１日から就役
２００８年１１月３０日限りで引退
２００７年１１月１０日（土曜日）の「こだま６３１号」で撮影
（Ｒ６７編成）
０系の３号車の電話室。
１９６４年の東海道新幹線開業時点で電話室を設置していたのは
１２両編成の５号車と９号車に連結されていたビュフェ内のみ。
これは当時の国鉄がビュフェを営業する会社へ
電話料金を回収する業務を委託していたため。
（当初は１００円硬貨式、
テレホンカード専用となったのは１９８９年３月９日から）
１６両編成への食堂車組み込みが完了した１９７５年には、電話室は
７号車（食堂従業員控室付き車両）と
９号車（立食式ビュフェと車いす対応座席付き車両）の２ヶ所に統一された。
後に山陽新幹線内専用の６両編成を用意したときには
立食式ビュフェ部分を客室に改造した車両が３号車として組み込まれ
この車両が２００８年の０系引退まで残存していた。
この電話室は車いす対応座席付き車両に設置されているが
当時は付帯設備を含めた空間全体をバリアフリー化する発想が無かったため
この電話室も車いす非対応の立ち話スタイルの設計とされていた。
１９８９年のテレホンカード式への移行と同時に通話回線数が増やされると
（新幹線全体で６→１６回線化）
１両おきのデッキに公衆電話が増設されるようになったが
その写真は未撮影。
（車両番号：２９−７９０２、１９８４年・日本車両製）
山陽新幹線 １００系
１９８０年１０月１日から就役
２０１２年３月１６日限りで引退
２０１１年１月３日（月曜日）の「こだま７４３号」で撮影
（Ｋ６０編成）
１００系の４号車の公衆電話。
１００系が１６両編成で新製された当初は
概ね１両おきに公衆電話が設置されたが（一部は準備工事で落成）
６両編成に組み替え「こだま」へ転用する際には４号車以外の電話機は撤去された。
１００系でも公衆電話を車いす対応とする配慮はされていなかった。
６両編成化後の４号車以外は未撮影。
（車両番号：１２６−３２１０）
山陽新幹線 ５００系
１９９７年３月２２日から就役
２００８年１２月１日から８両編成が就役
２０１０年２月２８日限りで１６両編成が引退
上の写真は２０１５年２月２５日（水曜日）の「こだま７４０号」で撮影
（Ｖ８編成、１９９８年・日立製のＷ８編成を２０１０年に８両編成化）
下の写真のうち「Ｖ５編成」と記載があるものは
２０２１年６月１日（火曜日）の「こだま８６３号」で撮影
５００系の２号車の電話室跡。
１６両編成だった時代には２号車だった車両。
５００系でも当初は１両おきに電話室が設置されていたが
８両編成化し「こだま」へ転用する際に
４号車と８号車以外の電話室を閉鎖している。
（車両番号：５２６−７０１３、Ｖ５編成）
上の写真で右上に見えている案内掲示。
５００系の６号車と７００系「レールスター」の２・６号車にも
同じ案内が掲出されている。
５００系の４号車の電話室。
１６両編成だった時代には４号車だった車両。
（車両番号：５２８−７００５、Ｖ５編成）
５００系の６号車の電話室跡。
１６両編成だった時代には１０号車（グリーン車）だった車両。
（車両番号：５２６−７２０５、Ｖ５編成）
５００系の８号車の電話室。
１６両編成だった時代には１６号車だった車両。
（車両番号：５２２−７００８、Ｖ８編成）
上の写真で電話機の上に見えている列車名表示器。
２００４年６月３０日までは地上から新幹線の乗客へ電話をかけることができた。
その際は呼び出された乗客が列車内から
コレクトコール（通話料金着信者＝地上側払い）を申し込む形を取っていた。
このとき乗客が交換手へ列車名を伝える必要があったため
この表示器が設置されていた。
７００系（「レールスター」を含む）と８００系にも同じ表示器が設置されている。
（２０２０年８月７日（金曜日）の「こだま８５０号」で撮影）
（車両番号：５２７−７００８、Ｖ８編成）
（参考）５００系が１６両編成だった時代の１２号車の電話室。
１１号車に車いす対応座席があったことを念頭に
車いすの人でも利用しやすいよう間口を広げ
かつ電話機設置台の高さも低くしてあった。
（車両番号：５２８−７０２、旧Ｗ２編成、現存せず）
山陽新幹線 ７００系「レールスター」
２０００年３月１１日から就役
２０１９年８月４日（日曜日）の「こだま７３５号」で撮影
（Ｅ１２編成、２０００年・日本車両製）
７００系「レールスター」の２号車の電話室跡。
（車両番号：７２５−７６１２）
７００系「レールスター」の４号車の電話室。
（車両番号：７２７−７０１２）
７００系「レールスター」の６号車の電話室跡。
（車両番号：７２６−７０１２）
７００系「レールスター」の８号車の電話室。
７号車に車いす対応座席があることを念頭に
車いすの人でも利用しやすいよう間口を広げ
かつ電話機設置台の高さも低くしてある。
（車両番号：７２４−７５１２）
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