新幹線の列車公衆電話の記録写真　目次と解説

写真撮影と解説文　半沢一宣

掲載開始日　２０２１年５月２３日（日曜日）
最終更新日　２０２２年６月１２日（日曜日）

１９６４年１０月１日の東海道新幹線開業時から続いていた
旧・日本国有鉄道〜ＪＲグループによる列車公衆電話サービスが
２０２１年６月３０日（水曜日）限りで終了することが発表されました。
ＪＲグループではサービス終了の理由として
携帯電話の普及に伴う公衆電話の利用者の減少のほか
山間部や長大トンネル内でも携帯電話の電波が届くようにするための工事が
全国の全区間で完了したことも挙げています。

私はこれまでに全国の有料特急列車のバリアフリー化の進捗状況を
実際の営業列車に乗り込み調査を続けてきた過程で
列車内の公衆電話についても調査対象としてきました。
この一連の調査で撮影した写真から公衆電話の写真をまとめ
記録資料として公開することにしました。
ただしバリアフリー化の調査の一環としての調査だったため
調査対象が車いす対応座席の最寄りの公衆電話に偏っています。
そこで現存する車両については
車いす対応座席から離れた場所の公衆電話について補充調査を行い
サービス終了時の列車公衆電話の全体像を記録に残すことにしました。

なお新幹線以外の、ＪＲ在来線と私鉄の列車公衆電話については
ＮＴＴドコモの第２世代の携帯電話サービス
“Ｍｏｖａ”（ムーバ）を使用していた関係で
同社でのＭｏｖａのサービス提供終了に合わせて
２０１２年３月３１日までに全廃されています。
これに伴い
新幹線と在来線を直通運転する山形新幹線と秋田新幹線の公衆電話も
２０１２年４月１日からは利用可能区間が東北新幹線内のみとなっていました。
（山形新幹線列車では東京〜福島間のみ、秋田新幹線列車では東京〜盛岡間のみ）